今日、大家さんに刺繍の作品をもらった。それは、玄関のわきの
ラディエーター(暖房器具ね)の裏に7,8年ははさまれていた物。いろいろあって、私が今日それを救出した。
靴下も出てきた。その作品は、大家さんのおじいさんのシスターの作品。おじいさんは第一次世界大戦で戦死していて、その遺品が入って送られてきた木の箱は玄関の脇においてある(体は戻ってこなかった)。そのおじいさんのシスターは、大家さんがおぼえている限り、大家さんにとってとてもスケアリー(こわい?)だったそうだ。髪を短くして、かっちりしたスーツを着て、、、生涯、彼女は
独身だったそうだ。’ハーライフワズソーディフィカルト’だったらしい。興味深い。その人の刺繍を日本人の私がもらった。将来、日本にもってかえる。イギリスに住んでみて、ものの価値観とか良い影響も確かに受けていると思う。100年たったらアンティークね、って言っていた。でも、こういう物はそのものの価値もあるけれど、それをもった人が持つ、そのものへの想いとかでいくらでも価値あるものになったりするものなのかもしれない。値段とかじゃなくて。この作品は私が持つことで、大家さんとのイギリスの生活の大切な思い出のものになるだろう。
その人の写真もあるそうだ。でも、それはソファーのうらの本棚の下の箱の中のどこかにあるかもしれないらしい。
2 件のコメント:
この間、私の机の裏からホコリと一緒にスケッチブックが出てきた。初めての海外旅行の時に描いた絵を久しぶりに見て、もっと描けよって事かな~と、ぽつぽつ描き始めたけど、あの頃の絵とは大分ちがう、、、、。まあ、当たり前だけど。いろいろあったし。良くなってるんだか悪くなってるんだか分からないけど、とにかくちがう。
でも今描いた絵って変わらずズーと残っていくんだよね。でも、見る人とか、見るときによって意味合いは変わっていくんだな~きっと。なんだか不思議なもんだ。
ホコリと一緒にか、、、フィリピンでの絵を集めて個展でも良いんじゃない?帰国記念にね。お掃除の人は雇っていないの?やってもらえば?
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