2007年5月5日土曜日

缶詰

最近、イギリスに来てから研究室に缶詰状態。まあ、幸せといえばとても幸せ。こんなにこんなに集中して仕事ができるのだから。こういう嬉しさは、イギリスに来たばかりの頃を思い出す。これも、日本で友達と家族と良い時間を過ごしたから、またがんばれるというもの。

2007年5月1日火曜日

ああ、イングランド


5月1日、朝、BBCでメーデーのことを放送していた。アーティストがメーデーの抗議の方法をいろいろやっていたりして面白かった。例えば、一見、何かの宣伝プラカードのようなものを持ているひとなんだけど、警察が去った後にアルファベットが一文字書いているシールを張ると、メーデーの過激なプラカードになるというもの。また、真っ白いプラカードを持って国会議事堂の前に立っている男性について、警察がどう対処しようか困ってるという。それから、警察になるべく捕まらないメーデーの服装としてスーツがいいとか、、、。朝のニュースでこういうものを放送するところがイギリスっぽいかなあと思い報告してみた。写真は、その番組から。
まだ、外国にいる気がする。日本に帰ってよその国にいる感覚はあまりいいものではないけれど、イギリスに来るたびに日本の感覚がまだあるのは何かよい感じ。まあ、そうでなくても私は”とても日本人っぽい”らしい。
おまけ:最近、書き込みがないのはゴールデンウイークのせいなの?みんな、どんなふうに過ごしているの?

2007年4月30日月曜日

マイランドレイディー1

私は下宿をしている。ロンドンは住居費がとても高く、学生は学生寮に入る、アパートをシェアーする、間借りする(私)のが一般的。私は学校の近くに(徒歩25分)大家さんと、もう一人の学生さんと一緒に一軒家に住んでいる。

この大家さんはとてもユニークだ。良い意味で基本的に人にどう思われようと気にしない。イギリスについて2日目、早速、図書館にいる私に電話がかかってきた。どうやら鍵をなくして家に入れないらしい。それで、私にいつ帰ってくるのかという電話だった。結局、いつも通る家までの道の途中のニュースエイジェンシーの窓に落し物として貼り付けてあったそうだ。家に帰ったら、‘これであなたはイギリスに帰ってきたって感じがするでしょ?’と。これからどんなことが待ち受けているのだろう?

これからもいろいろあると思うので、レポートしてゆきたい。

2007年4月27日金曜日

到着レポート

今はロンドンの下宿にいる。時差ぼけで、どうしても早く眠くなり早く起きてしまう。

飛行機の機内では現在位置が表示される。飛行機が日本上空のときは良いのだが、台湾や中国付近の海の上に来るとだんだん寂しくなってくる。今回の香港からの隣の席にはスキンヘッドのお兄さんが座っていた。チョコとか新聞とか勧めてくれ、ビデオの見方のインストラクションをしてくれた。大きい体を縮めてナッツを食べているときは可笑しかった。そうそう、ピーナッツの中にはひげのおじいさんがいる。

ヒースロー空港でばったり同じ飛行機だったらしい友達に会った。彼女は同じ大学のPhDの学生でもうすぐ終了。なんと、先週、マレーシアで結婚式を挙げたという。それを聞いてとても嬉しかった。本当に何だか嬉しかった。ちょっとだけだけれど、イギリスでの勉強やその他もろもろの大変だったことを知っていたので、本当に幸せになってほしいと思った。とても温かい気持ちになれた。本当におめでとう。 

今度の部屋は4畳半ぐらいのもともとは子供部屋。やさしい黄色の壁に古いグリーンの絨毯。箪笥とテーブル(かなり古い)にクローゼット。カーテンは色あせた黄色。これが風水なら金運アップの部屋になるのだろうか。以前に住んでいた場所なのであまり不安は無いけれど、やっぱり日本じゃないから緊張する。それでも、机に庭の花が花瓶に活けてあったのがうれしかった。

うれしいことは友達や絵の教室のお母さん方から着いた翌日に連絡をもらったことだ。こうしていろいろな人に出会えたことがここまで私を来させてくれたと思う。何かを成し遂げるには一人の時間は大事だとは思うけれども、やっぱり私は一人よりも誰かといろいろなことを経験してゆくことも大事だと思う。

とにかく、私は無事にロンドン、バーンズのブルックウッドアベニューの青いドアの家に着きました。


2007年4月24日火曜日

どんぐりのたわごと

どんぐりのたわごとは、須賀さんの機関誌のタイトルから。これを書こうと決めたときに思いついたのがこれだった。 著作権とか大丈夫なのかな、、、。

つやつやと光っていて、いつもわらっているようなどんぐり。しかもまた何と小さくて威厳のないことか。でも私達は、どんぐりでなければもつことのできない、しずかな、しかもいきいきとした明るさを、よろこびを、みんなのところにもって行けるのではないでしょうか。(須賀敦子 須賀敦子全集 第7巻)

自分サイズで書けばいいんだという気がしてこれにした。

ところで、どんぐりのたわごとを今風に短くすると、’どんたわ’?

2007年4月23日月曜日

帰る

週末、新潟の実家に帰った。私には帰る所がある。イギリスで始めて下宿したのはシリア人の家。大家さん一家は国の事情でもう二度とシリアには帰れない。親戚はアメリカに亡命。イギリスにはこういう人たちはとても多いように思う。

実家ではご飯を食べたり、掃除をしたり、昔に読んだ本を読み返したり、おばあちゃんとお菓子を食べながらテレビを見たり、散歩したり、論文書いたり(ほとんどしない、、、)。村の人に会うと’いつ帰るの?もう少し泊まっていけばいいのに’なんて、嬉しい事を言ってくれる。

帰るときは、おばあちゃんも玄関まで出て手を振ってくれる。今回はお父さんが駅まで送ってくれた。車の中でこれからの事を話した。そんなこと家で話せばいいんだけれど、昔からうまく話せない。雨が降っていて、駅で降りたら傘を出してお父さんも車から降りた。私は’いいよ、寒いから、じゃあ、体に気を付けて元気で。いってきます’。汽車の窓から緑のチェックの傘をさし、赤と青のウールのラガーシャツの上にグレーのウインドブレーカーをはおって、明るいブルーのジャージのズボン、カウボーイがかぶるような深緑の帽子をちゃんとかぶって、長靴をはいたお父さんが照れくさそうに手を振っていた。

家を去るときはいつも寂しくなる。私は物理的には何度でも家に戻ることが出来るけれど、いろいろな事はもう戻れないくらい遠くに来てしまったと思う。でも、こうして帰る所があるから遠くまで歩いてゆけるような気もする。

シリア人の大家さんは、スコットランドに移っていった。

2007年4月20日金曜日

ヘルメットと桜

ある小学校で図工の授業見学をした。子供たちがグループでハウスを建てる授業。この日はヘルメット授与式?と話し合い。ヘルメットは安全対策。でも、皆嬉しそうでいつもかぶっている。話し合いでも。ある男の子が白と青のヘルメットをもって’先生、オレ、どっち似合う?’って。子供たちのこういうところが大好きだ。私が次に来るころにはハウスは建っているそうだ。

もう一つ、桜の作品を放課後に図工室で作った。ヘルメットはかぶらないけれど、私のものづくり好きは子供たちと同じように今でも変わらないと思う。小さい時からずっと続いている。