辰巳浜子さん、辰巳芳子さんのお母様です。芳子さんが、お母様についてお話しになった文章がありました(クネル最新号)。’口から食べるものを通じて人の体は作られ、心も形成される。料理の味うんぬんだけではなく、人としての心のあり方の大切さ’。お母様は,仕出しをやっていたとき、留置場の未決の囚人にお弁当を作っていたそうです。麦飯、にっころがし、たくあん2枚だけの弁当。でも、こういう立場の人こそしっかり力をつけてあげなければいけないんだよって、最後まできっちりつくっていたそうです。芳子さんが改めて作りなおしたお母様の本には、白和えだとかなんでもないものばかり、でも、最後に’こういう何でもないものを作る食材がこの国に絶えることのないように’と願っているとありました。
0 件のコメント:
コメントを投稿