2008年5月24日土曜日

帰り道

今日は夜、夕食を食べにきてくれたお友達をバス停まで送りました。その途中のレストランの前で、お父さん、お母さん、小さい女の子が手前から歩いてきました。私たちに近い方に止めてあった車の鍵をお父さんが遠くからあけると(遠隔操作の鍵?)、その女の子が水色のスカートをひらひらさせて車の扉を開けて乗り込んでいきました。その後ろから、ちょっとドレスアップしたお父さんとお母さんが仲良くやってきました。一緒にいたお友達が、「いいな〜」といいました。ひとりでイギリスに留学していて研究等していると、こういう風景を見て本当にさみしくて自分がみじめに感じます。小説で読んだのですが、家の光があたたかいのは電気の光じゃなくてひとがいるからだと、モデル住宅の光はつめたいでしょって。よその家の明かりを見て涙ぐんでいたこともありました。でも今は、帰るお家がイギリスにできて、私もあたたかい光の中に帰ることができようになりました。いつか日本にもどったらそういうあたたかい場所をつくることができるんでしょうか?ちょっと不安になります。でも、ひとりになってみて涙をのみ込んで、こんなふうに感じたことを考えられるように自分がなれたことが、一番よかったかな。

2 件のコメント:

Nick さんのコメント...

イギリスに留学してひとりで研究して、切ないこともたくさんあるけれど、自分自身について考える機会がたくさん与えられていることが、本当に良かったなあと思うこの頃です。あたたかい光のあるお家で、行ってきます・おかえりなさいと言える何気ない日常のちいさなひとこまが実はすごく幸せで、大切なものなんだなあと思えるのも、またイギリス留学のおかげなんだと思います。涙をたくさんのみ込むけど、それ以上の何かを得ているんじゃないかな~。どんぐりさんのチキン最高!焼きおにぎりは何年ぶりだったかな~(号泣)携帯電話は後ろポケットに入れます。

007 さんのコメント...

nickさん、おやじスタイルはよくなですよ。でも、気になるのはそれがいやに似合っているということです。