2011年3月6日日曜日

技の伝授

何度も書きますが、母乳で育てることは思った以上に大変でした。母乳育児はいろいろな良い点があるのですが、、、。私の場合、赤ちゃんにおっぱいをふくませるのが一苦労で、寝ながらあげる、横抱きであげる、フットボール抱きであげる、、、いろいろやりました。退院後は赤ちゃんを立たせて前抱きで。入院中は看護師さんにおっぱいを何度もつままれたり、ひっぱられたり、、、。すぐにおっぱいは傷ついてしまいました。止めるわけにはいかないので、しばらくは、保湿のためにサンフラワーさんおすすめの薬用オリーブ油を塗ってサランラップで保護していました。おかずみたいな私のおっぱい、、、。あんまり痛くて授乳時間がだんだん怖くなっていきました。赤ちゃんがうまくおっぱいを口に含めるのは良いことなのですが、傷が痛くてからだから脂汗がでてきました。そんなわけで、看護師さんが搾乳してくれている時も脂汗、、、。私があんまりガチガチに緊張するので、看護師さんが「相当、痛い思いしているね」って、笑っていました。1日に担当の看護師さんは交代するのですが、それぞれに同じ内容のアドバイスでも説明の仕方が少しずつ違います。私の研究テーマの学習理論に通ずるところがあって、本当に興味深かった!「こつ」の伝え方がそれぞれ違って。誰かのが一番わかりやすい場合もあるし、全ての人のがそれぞれ良かったりする場合もある。どれがわかりやすいかは教えてもらう人の熟達度にもよります。ちなみに、出産後、分娩台で傷を縫ってもらっている間もお医者さんと専門技術の獲得(学習)について興味深い会話をしました(笑)。海外で出産した友達は授乳の指導もなくて困ったと言っていました。でも、しばらくしてから赤ちゃんが、ちゃんとおっぱいをすってくれたそうです。この話は私を安心させてくれました。実は、このままこんな授乳が続くのか、、、なんて悲観的になって焦っていましたから。赤ちゃんの生きる力って凄い!看護師さんたちと赤ちゃんのおかげで、現在は順調に授乳できるようになりました。

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