2007年12月20日木曜日

2007年のほかけぶね

イギリスはだいたい今週で大学は休みに入る。私も、今日、スーパーバイザーと短いミーティングをして今年は終了(仕事はずっと続くけど)。2007年は、後半からそれまで不安定でぐらぐらしていた船がそんな中でもようやく前にすこし進み始めたような年。これも、いろいろな人に出会って、いろいろ沢山助けてもらって、よい経験をさせてもらったおかげだと思う。今こうしていられて、こうしてできることに感謝することは忘れないようにしたいと思う。この先のことは正直わからない。けれど、こうありたいと思うのは、今日、目の前にある仕事を淡々と全力でこなしていくこと。そんなにポジティブに考えられるほうじゃないけど、全体写真、方向さえ見失わなければいつか大海にこぎつけるんじゃあないかということは信じたい。何せ、私の名前は帆掛け舟のイメージからきているから。

みなさん、よいクリスマスを。

2007年12月17日月曜日

Xmas

イギリスに来てから、クリスマスカードをよくもらうようになった。初めてのクリスマスはカードの何気ない一言に思わず涙が、、、なってこともあった。小さいときはサンタ(父)がいつもカードをくれた。今でも忘れていないそのサンタの言葉がある。小4の時のカードに’人に勝つことよりも自分に勝つこと’と、書いてあった。まったく、興ざめのクリスマスの朝だった。


2007年12月11日火曜日

赤いふんどしと雪の結晶

大家さんに編み物を教わった。今年は鈎針に挑戦する。本を見てもなかなか難しいので大家さんのインストラクションで勉強。ちょっと自分の研究に関係しているのでいろいろ考えながらやった。やり始めると止まらなくなるので、一日何時間とか時間を決めようと思う。しかし、、、案の定、夜中にこそこそといろいろ試してみてしまった。そうしたら、子供のときに赤い毛糸でマフラーを作っていたら祖父に’赤ふんか?’と、言われた。そういわれればそう見えなくもなかったが、、、。今回は鈎針なのでいろいろやったのを大家さんに見てもらったら、’雪の結晶みたい’だって。ほほほ。

2007年12月2日日曜日

名物

新潟駅で久し振りに新津の三色団子を見つけた。懐かしくて買ってしまった。ごま、しろあん、普通のあんこ。よく、駅で首から箱を提げた弁当屋さんが売っていた。それから、地元の麒麟山のお酒がおしゃれになっていた。みんなの実家の名物は?

2007年11月30日金曜日

新潟は雪が降った。いつもの年よりもずいぶん早く降った。この日はお母さんとシャンソンのコンサートに行って、雪はその帰り道に降りだした。国道では大きなトラックが道の脇に車を止めてチェーンをタイヤにつけていた。

雪を見るとやっぱり懐かしい感じがする。

2007年11月15日木曜日

秋の匂い

夜、シャワーの後にベランダで髪を拭いていたら秋のにおいがした。もうとっくに秋だけど関東はずっと暖かかったせいかあまり季節を感じなかった。(食品売り場の栗ご飯とか、秋刀魚には秋を感じたけれど。)秋は小春日和もいいけれど、寒くなって空気がキーンとするところが私は好きだ。秋のワクワクポイント。

2007年11月13日火曜日

それぞれ

昨日、久し振りに大学院のときの友達に会った。一見変わっていなかったけど、二人とも妻になり、また母になっていた。人生のある時期に一緒に同じようなこと(たぶん)をしていたけど、今はそれぞれの場所でそれぞれのことをしている。今までは、何か作り出したものがユニークだったりとかそういうことばかりに目がいっていた。でも、それぞれの人生(ちょっと大げさか?)がその人にとって意味のある大事なものであれば良いと思う。だから、絵を描くのと同じだと思う。

そして、二人の絵を思い出した。共通点はかなり力強いということだ(笑)。Sさん、Mチャン、元気でね。

2007年10月31日水曜日

目がチカチカ

日本に帰ってきて、たくさんの物と情報の量に圧倒されている。街には電気でパチパチ広告で電車の中ではみんなが携帯を見ていて、、、大都会;東京。スゴイ。

2007年10月24日水曜日

フィンランドのかもめ

10月のはじめにフィンランドのヘルシンキ大学に行った。地味だけどとてもきれいな街で、親切で恥ずかしがりやのフィンランド人。ユメのような5日間だった。目的は大学と学校訪問、資料を収集、自分の研究のプレゼンテーションを大学のスタッフとMAの学生にする。ものづくりの研究を真剣にしている人たちがいるところ。

ユースに宿泊。さすがに壁は薄くヤングマンたちが夜中までうるさいのがつらかった。早朝の無料サウナに入ったら一日中だるかった。友達が3日間フラットに泊めてくれたので助かった。ちょっと自炊もできたのであったかいものが食べられてよかった。そこで発見、フィンランド人の苗字。隣の人の苗字が、アホカスさん、、、。思わずシャッターをキッテシマッタ。うわさには聞いていたけど、びっくりした。(M&K家のみなさんにつたえなければいけないと思った。)それ以外にはフィンランドのかもめがでかいことには驚いた。ころころしていたジャンボかもめ。

ムーミンには会えなかったけど充実したヘルシンキ滞在だった。ムーミンは英語発音で本当はムミンっていうんだって。





スーツケースを開けたら

夕方、運送屋さんが私のスーツケースを持ってきてくれた。航空会社と税関の人に中身を聞かれたけど、書類、衣類、お土産ぐらいしか思いつかなかった。本当になくなったら困るのは、先生がくれたチャプター3のコメントや直しについての紙だとかインタビューのテープだとか論文のコピーだとか、、、どれも他人にとってはごみのような物ばかり。でも、無くなったら、、、’私の2年間を返してくれ’ってことになる。コピーはもちろん取れるものはとっておいたけど、やっぱり、反省。それ以外にも、自分と苦楽をともにしたものたちがどこかにいってしまうのは悲しい。スーツケースを開けたらみんなちゃんと入っていた。お土産用の紅茶も。中身が全部きのこにはなっていなかった。

PS 私に日本で会えた人、先着3名様はもれなくTea Houseのお茶があたります。寒い日本の冬のおともにミルクティーはいかがですか?でも、日本は暖かいね。

2007年10月23日火曜日

Hong Kong

一時帰国した。今回はヒースローがひどく混雑していて(人も飛行機も)出発がかなり遅れた。香港近くを飛行機が飛んでいるときマニラのパンダを思い出した。成田に着いたら’わたしのかばん出てこないのです’、、、。香港経由でしかもすごく遅れたので私のかばんは乗り遅れたらしい、、、。まさかそんなことが自分におこるなんて!たいていの人がそう思うように、私もそう思った。そして、今、私はかばんを待っている。まるで、かもめ食堂(映画)のまさこさんのように。

2007年9月28日金曜日

Weekend in Leicester

今度で5回目になる先生のお宅訪問。場所はイングランドの真ん中、レスター。バスでロンドンから2時間40分ぐらい。お昼前に到着して、コーチステーションまで迎えに来てもらったけれど、あまりご機嫌がよろしくなかった。いつものことなので気にしないようにして、夕食に使う野菜と肉を買うためにスーパーによってもらう。レスターは印度人がとても多い。インドからの移民ではなく、植民地時代にアフリカに移りアフリカの独立によって、そのままイギリスに渡ってきた印度人。学校も90%印度人。お昼はバックガーデンでスープとアイリッシュソーダーブレッドとサモサ、、、。それから、車で近くの村の昔の生活用品を扱った博物館に連れて行ってもらう。そして、街の中を歩く。二人でチョコレート屋さんでホットチョコレートをのんだ。帰りは、農地を2時間ほどウオーキングしてブラックベリーをつんで帰る。先生は牛が嫌いなようだった。羊や牛に悪態をついているところが面白かった。夕食は鍋物とにんじんのきんぴらとご飯。夜は先生のところに下宿している印度人のダンスの先生(スミ)と3人で夕食を食べて、ロシアのバレーダンサーのドキュメンタリーを見て過ごした。

2日目は、先生がカナディアンブレックファーストを用意してくれた。パンケーキ(バターとシロップ)とかりかりのベーコンを一緒に食べる。アメリカでドクターをやっていたときの先生の思い出の朝食。先生が仕事をするというので、庭のはっぱ集めと草むしりをした。お昼は3種類の印度カレー(ゴーヤ、なす、まめ)をスミが作ってくれた。ゴーヤを食べながら相模大野の沖縄料理やを思い出した。午後は、車でガーデンセンターに行ってから、小川のそばのパブに行った。そこはボートの停泊所になっていて、ロックという施設があって水の水位を調節してボートの丘越えをするところ。ボートといってもそこで生活することが出来るようなボート。ちょっとあこがれるホリデー。夜はスミが印度の伝統ダンスに連れて行ってくれた。印度の修道院でお坊さんがやっているダンス。それを調査して記録して、女性のダンサーが踊った。重要なポイントは、男性によって、修道院で行われていたものを、女性が一般の人の前で踊ったということ。ダンスそのものも興味深かったけれど、印度人のイギリスでのコミュニティーに入り込んでしまったかんじで不思議な体験をした。だって、ほとんど印度人で明らかに会場には日本人は私一人。帰ってすぐに昨日の残り物を食べてすぐにベットにもぐりこんだ。

まったく不思議な週末だった。先生、スミ、どうもありがとう。

2007年9月27日木曜日

悪くないと思う

年齢をかさねるって悪くないと思う。もう、10代、20代 には戻りたくないし。去年まではさみしいなあとおもうこともあったけど、今は、独りにならないとできないこともあるのかもしれないと思うようになった。その代わり、私がそうすることであきらめなければならないこともたくさんらるのだということもうすうす(すごく)感じる。30年ちょっと生きただけだからまあたいしたことは分かってはいないのだけれども。

2007年9月21日金曜日

やっぱり庭

「人間の行動のなかで、子どもを産むことは別として、庭づくりがいちばん楽天的で、希望にあふれたものです。庭づくりをする人は計画的で、少し先のことでもずっと先のことでも、将来を信じ確信している人なのです。,,, 魂がしぼみ、時代の困難や脅威に打ちひしがれている人、希望も慰めもないと思い、新しい夜明けのかすかな光も見ようとしない人。そんな人には庭づくりをおすすめします。庭づくりをすると、勇敢で大胆に、やさしくて冷酷に、きちょうめんででたらめに、おだやかで忍耐強くなることを、順ぐりに覚えていきます。何よりも今日という日を満喫し、明日に希望を持つことを覚えるのです」(S, Hill. Through the garden gate).

2007年9月14日金曜日

ガーデニングの研究じゃあない

最近、ガーデニングのことばかり書いているから、私が何をやっているか疑問に思っている人がいるかもしれませんが、研究しています。(データーの分析しています。書いています。) ガーデニングの研究じゃあない。

ソーシャルサイエンス的な研究は、日本の美術教育では、なかなか理解もされていない。研究そのものも西洋的な行いだという人もいる。そうかもしれない。いろいろ批判もされる。けれども、だれも、本当に研究を理解して批判している人に会ったことはない。

研究も半ばにさしかかり、今までは書いてあることを理解するのでいっぱいいっぱい。でも、最近は創造性が必要なんだなあと思わされる。誰かがやったことを追うのではなくて、誰もやったことがないことに挑戦して初めて意味があるんだろうなあ。そういうことが、自分が生きていることと重なったらステキだ。自分の中に何かしんがないとなかなかやっていけないと思う。でも、だれもそんなもんはつくってくれない。20代は、そういうことがわからなかった。

私は30代、最終的にオリジナルな研究を書き上げることができるのでしょうか? 誰も分かりません。私もわかりません。

今年最後のバラかな?

2007年9月10日月曜日

パンツがひらひら

また、アイビーを刈った。今度は前回の2倍の量。結局、朝の9時から夕方5時まで働いた。前回と違うのは、両隣のネイバーがとてもフレンドリーに接してくれたこと。自己紹介して、道具を貸してくれて(家には小さいガーデニングバサミしかない)、お茶までさそわれた。皆、ずっと待っていたのだ、‘おおやさんが、アイビーとりんごの枝を刈るのを’。昨日一日で庭が急に明るくなった。午後は皆がガーデニングをしたり、庭を楽しんでいた。塀のアイビーを刈ったので、隣が良く見える。良いことをした気がして、気持ちよかった。

でも、隣のおばあちゃんたちのパンツがひらひらと風にゆられているのがまぶしかった。


Before





After


2007年9月3日月曜日

私の夏休み

今日、いきなり、先生がホリデーから帰ってきた。そして、いきなり、先月提出したチャプターのコメントをもらった。彼女はいつもいきなりだ。そして、私の夏休みもいきなり終わった。大人になっても、8月は気が緩むし、9月は気が引き締まる。みんなはどう?

2007年8月31日金曜日

午後ドーナツ

ここ最近は、暑くもないけれど雨も降らないという天気のイギリス。午後になって陽がさしたので、少々早く大学を出て、バスに乗って、スーパーに行ってドーナツを一つ買って、川辺のガーデンに行って、芝生に腰を下ろしてムシャムシャ食べた(贅沢をいえば、おいしいコーヒーもほしいところだったが、ここは水道の水で我慢した)。晴れた気持ちのいい日だった。小さいことだけれど、やってみたかったことをやったら気持ちがすっきりした。周りを見ると、いろいろな人が芝生でごろごろしていた。ヨーロッパの夏のこういうところが大好きだ。どきどきしながら自分もごろりとしてみたら、空がきれいだった。

帰りは、ごろごろしている人達のそばでコケて、驚かしてしまった。ごめん。

2007年8月29日水曜日

大きい足

私は足が大きい。日本では自分にちょうどいいサイズはほとんど見つからない。でも、イギリスで私は標準サイズ。それでも、ぴったり合うものはなかなか見つからない。既成のものに当てはめようとすることほどつらいものは無い。中学生のとき靴を買ってもらって、それをはきながら勉強していたことがあった。足になじむように。今、新しい靴を履きながらこれを書いている。

何にも変わっていないじゃないか、私。

2007年8月28日火曜日

休日

ひとりぼっちで 3日間の連休を家で過ごした。いつもなら図書館に行くけれど、あいにく工事のため夏期はしばらく閉鎖。大屋さんも留守。お茶にさそえる友達も気がついたら周りにいないという、寂しい状況にも気がついてしまった。どこかに行く予算もない。ひたすら草むしりをした。隣の人のリクエストで壁に張り付いていたアイビーも刈って、リンゴの枝も切ってやった。気がついたら黒いごみ袋10っこになっていた。はちに刺されて、かたつむりがうようよ足にはいあがってきた。まあ、少なくとも虫には愛されているのかもしれない、、、なんて思ってしまった。筋肉痛で夜は眠れなかった。


2007年8月24日金曜日

お墓で

先日、オックスフォードに友達を訪ねて行った。自称ケチな私たちはサンドイッチと水を持って、街の外に散歩に行くことにした。晴れた日に草むらを歩くのはとても気持ちが良かった。行き着いた先は古い教会で、その墓場でサンドイッチを食べた。この数少ないイギリス人の友達の一人とは、不思議なことに英語でも、楽しい会話が出来る。外国にいると自分の語学力のせいでいろいろなことが通じないと思うことがあるけれど、同じ言葉をしゃべっていてもつたわらない事は多々ある。いろいろ考えてみた晴れた土曜日だった。

2007年8月9日木曜日

Garden 3

Sissinghurst Castle Garden



Garden 2

もう一つのガーデンはガーデナー、レイチェル(80歳)の家と庭。‘彼女の愛している家と庭’。今は入院しているから、手入れもされていない。鍵を開けてもらって、中に入ってからはくもの巣をよけて歩くのに苦労した。庭は草ぼうぼう。でも、彼女の家も庭も私にとって衝撃的だった。草の中でおばあさんがゆっくり家のわきの階段から庭に降りてくるのを少しだけ想像した。




Garden 1

週末に一泊でケントに行って来た。目的は庭。

デレク・ジャーマンが作った庭。大学生になる前に本屋さんで彼の庭の本を見た。そのころは、自分にいろいろな引き出しを作ろうといろんなものを一生懸命に探していたような気がする。彼の写真集はもちろん洋書で、その頃の私には何が書かれているのかさっぱりわからなかった。それなのに私はその本を買った。私はそれをかれこれ10年近く読みもせずに見ていた。その本が本棚のどこにあるのか忘れた頃に、彼がイギリス人で、晩年を過ごした家と庭がダンジェネスにあることを知った。ダンジェネスは海辺の町。近くに原子力発電所もある。

その日はとても気持ちの良い晴れだった。10年かけて見に来たと言うにはかっこよすぎるけれど、その間になぜ自分がその本に惹かれたのか時々考えた。記念にダンジェネスの石を拾った。この辺の石は真ん中に穴が開いている。

私を車で連れて行ってくれた大家さんのいとこ(70歳)は、nasty gardenと言って車から降りてこなかった。それでも、私を車でいろいろ連れていってくれたやさしいおばあちゃん。


2007年7月30日月曜日

最新作

随分長いこと絵を描いていなかったような気がする。こんなことは、今までになかったと思う。で、新作発表。タイトルはHOME。パステルで描いたのですが、日本画とできばえが似てるような気がする。私の絵だとすぐわかる。ずっと描きたかったのに描かないでいた絵。完成して良かった。描こうと思ったものは、たいてい数年はもやもやと私の中で眠っている。

2007年7月23日月曜日

ドイツに行ってきました

ずいぶん更新しておらず、、、。17日から20日までドイツのハイデンベルグで行われた学会に行ってきました。特別に大学から費用を出してもらったので、ずいぶん助かりました。相変わらず、必死の練習にもかかわらず、緊張しました。手も足もぶるぶる震えていました。学会の初日の朝の発表でしたから、発表の後はリラックスできたかというとそうでもなくて、、、。その日、一日手がフルエテイマシタ。この先の美術教育についていろいろ考えた学会でした。

観光はほとんどできませんでした。でも、毎日、大学まで1時間半(往復)を歩いて町を散策しました。帰りは寄り道したのでもっと歩いたかな?お城は下まで行ったのですが、ああいううものは必ず敵を入れないために作ってあるので登るのはかなり大変そうでしたので、登りませんでした。

帰ってきたら、イギリスは洪水でした。ベトナムのことを思い出しました。

InSEA congress in Germany July 2007.

これは、先生がレクチャーしているところ。
これは、お城です。
これは、教会です。
これは、枕においてあったハリポー。あまりに疲れて、毎日、これを食べてすぐ寝ていました。
今回は、ました。、でした。、ます。で、書いていました。どうでしょう?みんな元気ですか?






2007年7月10日火曜日

うれしはずかし、お誕生日

歳をとった。いろいろな人から、お祝いしてもらった。とても恥ずかしい、、。カード、テキストメッセージ、ウサギ、ブラウニー、韓国焼肉、スイカわり大会、手作りケーキ、演奏(バッハと七夕様)、名前スタンプ、うれしかった。ありがとう。

2007年6月28日木曜日

でも、夏なんだ

イギリスでグループ展に作品を出すことになった。いろいろ不十分なところ、やりすぎちゃったところのある絵だけど、、、。なぜか、私の部屋の黄色い壁にマッチしている。エジンバラのマーケット近くの掃除道具専門店。2月の寒い雨降りの日。でも、展覧会は夏なんだ。



2007年6月25日月曜日

救われる

雨だし寒いし、暗い週末になりそうだったのに、、、。

日曜日に農場にイチゴとラズベリーを取りに連れて行ってもらった。雨のせいか人もまばらっで、競争率が低くてたくさん収穫できた。そのほかにもいろいろな野菜を取ることができて、キャベツとかズッキーニもとった。

帰ってからM家伝統の’関西風お好み焼き’と’ズッキーニ(courgettes) の天ぷら’をご馳走になった。ポイントをまとめてみた。

1.お好ミックスを少しにしてキャベツをいっぱいにすること。
2.’どろソース’がおすすめ。(お好み焼きソースを作るときに下にたまったソースらしい)
3.小さいズッキーニを天ぷらにするととてもおいしい。

いろいろなところの出身の人がきているため、結構、いろいろな日本を垣間見ることができるのはとても楽しい。一人じゃあ行くことがないし、知らずに帰ってしまっていたことも、いろいろな人のおかげでさまざまな体験をさせてもらっている。そうでなかったら、今頃、夏目漱石のようになっていたと思う。本当に彼は気の毒だと思う。だれも、イチゴつみとかバーべキューに誘ってくれなかったのだろうか?

2007年6月21日木曜日

マスクをする国しない国

花粉症話ばかりになってしまうけれど、花粉症にマスクは強い見方。でも、それも日本にいるときに限って。イギリスでは見かけない。イギリス在住の日本の人は怪しいからやめなさいと冗談交じりに言う。しかし、大家さんは‘マスクしなさい, 人がなんて言おうが大事なのはあなたの健康’、と言う。マスクをする国から来た人にはするなといわれ、マスクをしない国から来た人にはしろといわれる。

こないだバスに乗っていたら、全身チェックの模様でコーディネートしたおばあさんが元気に乗ってきた。チェッカーズのファンかと思った。イギリスだからパンクの元祖か伝統衣装好きというところか。大家さんは枕のカバーにラベンダーをつめたのを持って、ウサギの形のスーツケースをひきずってロンドンを横切って帰って来たことがある。’Oh! Doesn’t matter! I don’t care.’ らしい。そんな話をイギリス人にしたら、そういう人すきだって。

それで私はというと、やっぱり苦しくても人目を気にしてしまう。マスクをするしないはどうでもいいことで、あなたはどうしたいの?’ということなのだろうか。

2007年6月18日月曜日

おとうさんといっしょ

花粉症がつらくて、寂しく室内で過ごした週末だった。天気も悪くないからガーデニングや散歩にはもってこいの週末のはずなのに。土曜日は症状がひどくて半日ベットに座っていた。大家さんにも‘こんなにひどい花粉症は見たことが無い’と言われた。それでも、私の住んでいるところはとても緑が多くてきれいな所。夕方だけ、食料を調達のため外に出た。そこで目にしたものは、子供と遊ぶお父さんたち。これがイギリスの当たり前の週末の風景。Tシャツに短パン、サンダルで。自転車の練習、サッカー、かくれんぼ(木からはみ出している)。

私の記憶に父と遊んだ思いではほとんど無い。ただ、ホンキのキャッチボール、ジョギング、スキーはある。怒られながら、半泣きでやっていた。一度は国体の競技スキーのコースの頂上に置き去りにされた。ゴールに着いたときはミッキーマウスの刺繍が胸につたピンク色のスキーウエアーのお尻に穴が開いていた、、、小学校2年生の冬(ありえない)。あのころは毎週土曜日、学校からスキー靴と板をもって帰ってきて、日曜日は父と二人でどこかのスキー場へ行くのが普通だった。ほとんど会話は無し。とろい私はいつでも怒られっぱなし。だから、テレビで見る友達みたいなお父さんにあこがれた。

大人になって、スキーもジョギングもしていない私。ただ、今では、親子でひどい花粉症。

2007年6月13日水曜日

想像できない

昨日はカンファレンスでプレゼンテーションをした。人前でしゃべることは苦手だ。それも英語で20分も。20分は説明をするには短いけれど、なれない私には長く感じる。難しい質問はされなかったし、参考文献なども教えてもらって、初めて実りある発表ができたと思う。研究テーマのせいであまりフィードバックがもらえないことが多いけれど、ユニークで新しいことを見つけないと博士号はもらえないらしいから、まあそれもいいか。 ただ、話が上手な人は何倍も得なような気がする。フレンドリーなプレゼンにはあこがれる。

問題なのは、それをしている自分が想像できないということだと思う。

2007年6月4日月曜日

サングラス

花粉と大気汚染のせいで、イギリスは一年で一番良い時期なのにまったく楽しくない。夜も9時までは明るく、パブのガーデンはいつもにぎわっているし、昼間は公園でピクニックを楽しんでいるし、学生だって半裸でキャンパスの芝生に腰を下ろして本を読んでいたりする。それなのに、私は日本から持参のマスクをして目を真っ赤にして家に閉じこもる。それでも、学校に行かないわけにはいかないし、食料を調達に行かないわけにはいかない。リュックを背負ってサングラスをしてバスに乗って買い物に行ってきた。ショーウインドウに移る自分を見て、最近はサングラスもいいかんじに馴染んできたようなきもするなんて思ったけど、鼻の所に空間が出来るのはやっぱり格好悪い。どこに引っかかっているかというと、、、ほほ肉。

2007年6月1日金曜日

タイカレー

(きょうの料理のテーマソング)
タイカレーの作り方をおおくりします。記憶があいまいなのですが、かんたんに グリーンカレーができるので、報告。

材料;グリーンカレーペースト 適当に
ココナッツミルク 1缶
同両の水
ナンプラー 少々
野菜; なす、ぴーまん、など
鶏肉 適当

手順;
1 野菜 と鶏肉を ばっさり適当に切る。
2 グリーンカレーペーストをさっと炒める。
3 ココナッツミルク 1缶と同両の水を入れる。
4 沸騰しそうになったら, 鶏肉 & 野菜 を入れてグツグツ煮る(5-10っぷんぐらい)。
5 ナンプラー 少々入れてできあがり。

2007年5月27日日曜日

自信をもつということ

’しゃべれども しゃべれども’という小説を読んだ。映画にもなっているから、日本でいたときに多少はきいていたけれど、期待以上におもしろかった。本の中心は’自信をもつということ’。’自信をもつこと’=’自分を信じること’。自分で自分を’良し’とすること。耳が痛い (ここで私を思い出して笑った人がいるでしょう?)。

自信のなさを克服するには、あくなき努力と小さな・とんでもないきっかけが必要らしい。相変わらず自信なんてまったく無い。なのに自信の無い子供を見ると何とかしたくなる(おせっかいだろうけど)。だから美術教育にどっぷり足を突っ込んでいるのだけれど。この懲りないおせっかいが、自分が良しと思っているものだと思う。私の’良し’はとても小さいため、それがなくなっちゃうと自分がなくなるような気がするから、これからも与えられた環境でそれにしがみついていくのだろう。

ちなみに、小説の最後に主人公の落語家に彼女ができる(ここでも私を思い出して笑った人がいるでしょう?)。

2007年5月25日金曜日

試験

一昨日、アップグレードの試験に合格した。安心したというよりもただ疲れた。3人のイギリス人試験官から英語で質問されるとやっぱりつらかった。汗をかきっぱなしの1時間のバイバ(口答試験)だった。提出したチャプターとレポートもたくさんコメントをもらった。自分の研究にクリティカルな目と、、、やっぱり、情熱を持って説明できることって大事だと思ったバイバだった。

2007年5月20日日曜日

大きくなったら



イギリスは今、バラがすごくきれいだ。通りを歩くとフロントガーデンや入り口の脇にちょこっとバラが植えてある。近い将来、余裕が出来たらぜひバラを育ててみたい。出来ればいろいろな色を。本当にきれいなんだよ。

ああ、イングランド2



今週末は、ちょっと街中に出た。5月19日はイギリスではFAカップというフットボールの決勝戦があり、街から人が消える。これはチャンスだと思い、友達にお付き合いしてもらって妹の誕生日プレゼントを探して歩いた。彼女のおかげで無事にちょっとしたものがお目当てのお店で買えた(ありがとう、M子さん)。このエリアは、決勝戦の一つのチーム、チェルシーの街。いろいろなものがバスから見えた。

今年の試合は、新しく出来た競技場で行われた記念の試合らしく、テレビで昔の様子が、よぼよぼになった当時の目撃者のインタビューとともに特集されていた。映像は白黒で人が競技場の外からなだれ込んでグランドに押し寄せてポリスが馬で整理していた。新しい競技場は建設が遅れてお金がかかって問題になっていた。結局、チェルシーが勝って、チェルシーの街は穏やか?にぎやか?だった。それでも、ユニフォームを着て旗を持った人は沢山見かけたし、バスの二階の窓から見るかぎりパブは満員でポリスも苦笑いで沢山見回りしていた。 本当にこの国の人たちはフットボールが好きらしい。

夫婦でチェルシーのユニフォームを着ている人がカフェでいたので、その友達に、‘ペアールックもっているの?’っと、聞いてみた。 そしたら、‘持っていません(キッパリ)’と。10年後、ご夫婦でペアールックのユニフォームでカフェで新聞を読んでいる二人を想像した。結構、いい感じだった。



道の向こう側はパブで、フットボール愛好家でいっぱい。ちょっと入る勇気はない。

デイジー

学校までは、森の中の道を10分ほど歩く(写真)。でも、危険なので監視カメラがギコギコ動いている。そこを抜けると、車がビュンビュン走っている道路わきを歩く。そんな道路わきなどに、この季節はデイジーがあちらこちらに咲いている。

‘ドライビング、ミス、デイジー’という映画のデイジーがこういう花のデイジーと何か関係があるのかはわからないけれど、映画と花のデイジーのイメージがかさなったのはイギリスに来てからだ。ああいう時代にちゃんと相手を尊敬してああいうふうな関係を持てるというのは、やっぱりすごいなあと思った(お話だけれど)。年をとってほとんど何が何だかわからなくなっても、肝心なところは魂が記憶しているのか?自分じゃあごまかせないところで。自分は何を大事にして生きてゆくのかということかということが残るのか。

私の魂は何をおぼえているのかな。

2007年5月12日土曜日

抹茶プリン二つ

私の人生半分以上は父母と離れた生活。一方、妹とは家を離れている間に一緒に暮らした時期が何度かある。けんかもするし、夜中にお菓子を食べながらいろんな話をすることもある。いつのまにか、結構大人になっていたりして驚く、でも、不思議なことに妹といると子供のころにもどる。

先日、夜ご飯の後、ごろりとベットに横になり、ふと思った。ローソンの抹茶プリンが食べたいと。

妹と住んでいた時、帰りにアパートの一番近くのローソンに立ち寄ってしまっていた。どうしても、妹の顔が浮かんで二つ買ってしまった。一つしか残っていないときは、もう一つはシュークリームにして、ジャンケンする。食べながら‘私たちはこのまま嫁に行かないのか?’なんて話しをしたり、、、。多少のいやなことも、妹と話しているうちに自分の現実とまったく関係の無いことのように思えるから不思議だ。だから、プリンもシュークリームも翌日まで残しておいたことは一度も無い。でも、プリンもシュークリームも実際に食べしまっているから体重はしっかり増える。

抹茶プリンが食べたいよぅ~。

2007年5月11日金曜日

バラ, クローバー, ねぎ

ふじのはなは英語でWISTERIA。

イギリスのシンボルはバラ。アイルランドはクローバー。でね、ウエールズはねぎ。

新潟はチューリップ。

2007年5月9日水曜日

笑いの種


何がその人の笑いの起爆剤になるかわからない。


写真のバイオリンのケースはかなり多くの人を笑いの渦に誘い込んだ凄いしろものである。一見、こいのぼりのような文様だが、実は鳥の羽。こいのぼりを連想して笑いの世界へ入ってしまうあなたは、生粋の日本人だよ。


みんなの笑い声が聞こえるようです(笑)。ひっひっひ。

2007年5月8日火曜日

ざるコーヒーでござる

がまんできなかった。コーヒー豆のコーヒーが飲みたかった。でも、‘あれ’がどこに売っているか知らなかった。だから、ざるでいれた。今日、ふと、日用雑貨屋で思い出して‘あれ’を買おうと思ったけれど、ざるでいいや、とすぐ思い直した。そんな自分にハッとした。

で、このまま私はざるでいいと思ってしまうのか?ざるじゃいけない理由が思い当たるまで私はざるを使い続けるのか?

ざるコーヒーいかが?


第一弾は

土曜日の夜、ご飯に招待された。近所のゲ○のアーティストさん。

大家さんが、今年は‘あなたにいろいろなことが起こるようにすると’はりきっている。(何が起こるのだろう。)そこで彼女は、駅で近所のアーティストから展覧会場方を入手し、彼に‘家にもアーティストがいる’と言ってしまった。

その第一弾がこれだった。これ(招待)は、展覧会に参加してみないかというお誘いの話のため。その夜は、もう一人、彼の友達の日本人の美術学生君も招待されていたので4人でご飯を食べた。食事のスターターは青空マーケットで買ったすし(海苔巻き)。アボガドとパプリカのグリルしたのがまいてあった。彼はそれを本当にすしだと信じて疑っていないようだった。メインはラム肉。食後には抹茶用のボウルに緑茶がなみなみとつがれて出てきた。沢山、絵の話をして、イギリスと日本について話した。不思議な楽しい夜だった。こういうのは正直得意じゃない。ヨーロッパのほかの国は知らないけれど、イギリスではこういうのが多い。今回は逃げるわけには行かなかったので、すごく心配だった。英語でしゃべらないといけないし。でも、この夜は細やかな気遣いのおかげで無事楽しく過ごせた。

半分はもう一人の日本人の青年H君のおかげだ。彼は、楽しく会話が出来るすてきな人だ。近所のアーティストさんいわく、彼は学校でも人気者らしいく、‘彼と結婚したいという女の子も多い’そうだ。彼から感じるまっすぐな一生懸命さは、国境・人種を超えるだろうと思った。海外でこういう人に会うと元気をもらう。

帰りはちゃんと家の前まで送ってくれた。

おまけ;おかしいじゃないかと思った方いるんじゃないですか?アーティストにはパートナーがいるのです。彼も一緒にご飯を食べたので、全部で4人です。

お誕生日

私の周りでは5月生まれの人が多い。木曜日にもお誕生会に参加。おいしい手作りのケーキが待っていてくれた(笑)。こういうことがたまにあるととても良い。お誕生会は怪談話で盛り上がりケーキのろうそくが違うろうそくに一瞬見えてしまった。 師匠、3X回目の誕生日おめでとう。

日々




藤の花がとてもきれいに咲いている。カレッジとカレッジの間の道。日本も天気が良いようだが、こちらもしばらくはとても天気が良かった。

先週はとても忙しかった。朝も、5時起きで(これは時差ぼけ)パソコンのスイッチをぽっちっとつけてチョッとだけ仕事をして、ご飯を食べて図書館に行く、、、。お昼を食べて、午後も少しやって夕方戻ってご飯を食べて、9時に寝る(これも時差ぼけ?)。皆さんはいかがお過ごしですか?