2008年10月25日土曜日

胸を張って歩きましょう。

昔のノートに挟まっていました。

「朝と夜のあいだに人びとの気分は変わる
ひもじいときは亡骸のようになり
満腹になるとその神とも張り合い
ものごとが順調にいっているときは
天にも昇るなどとじゃべくるくせに
困った時には地獄に落ちそうだとわめく」
5千年の時を経て驚くべき発展を遂げた人間文明ですが、人間自体は何も変わっていないのです。気の遠くなるほどの時間、全く同じことを繰り返している私たち、「私」不在で着飾ることばかり器用になった私たちですが、今が最高、ここがパラダイスなんて思わなかったからこそ、試み考えてきたわけです。そんな幼い人間なので失敗する自分を恥じることはありません。何度駄目でも、また試みることを許されていることを忘れずに胸を張って歩きましょう。

浪人していた時に、書いていたノートに挟まっていました。講師の先生が書いたもののコピーだったと思います。このときは、失敗の連続でいつの間にか自分を責めて臆病になっていました。だから、不器用な私は、その当時、あの状況を乗り越えようと毎日ノートを広げていたように思います。でも、今、この紙を見ると私は違うことを考えます。あの時があったから今があると思うし、調子がいい時ほど、いろいろなものが見えなくなっていることが多いなあと思いました。一番苦しい時に、考えたことや、決心したことを忘れないでいようと思いました。

1 件のコメント:

すえ さんのコメント...

懐かしいね。守先生のやつだよね。
私もノートにはっつけたのとってあるよ。のとは今は押入れの奥底だけど、覚えている文章だよ。一緒にコピーしてノートにはりつけなかったっけ?? 
その当時はすごく強烈なパンチを受けた言葉だったな~
今から思うと、当時は大学に受かることがすべてだったし、みんないのししのようにいきりだってたよね(笑)そんな時期があって、今の大人になった?!私たちがいるんだねぇ